nettyu_日記

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2006-10-01 Sun

[Music] Slint "Tweez"

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Slint "Tweez"

スリント、1989年リリースの 1st です。何か伝説のバンド扱いですけども。"Spiderland" を聴いた時は、その静かで殺気立った佇まいに打ちのめされた感じでしたが、1st は比較的、激しく荒々しい感じが印象に残るかなと、思った。普通にかっこいいです。重く叩きつけるような音塊が、ノイズにまみれつつ襲ってきたりする。実にいいです。ただ、ちょっと押す曲と引く曲が同じ調子で交互にやってきたりしてて、通して聴くのが微妙に辛かったりは、しました。ポスト・ハードコアの源流として、盲目的な評価が先行してる気もしますけど、その内容自体にケチをつけるつもりは全然なくて、その冷たい中に激しさがひそむ音楽、とてもかっこよかったと思います。という感じで終わります。いやはや、周りの声とか、先入観なしに聴きたいとは思うのですけど、なかなか。


2006-10-02 Mon

[Music] BEAT CRUSADERS 『MUSICRUSADERS』

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BEAT CRUSADERS 『MUSICRUSADERS』

ビークルが XTC、ジミー・クリフ、サザン、アバ、ボズ・スキャッグス、ラーズなどなど、色々カバーしたアルバム。昨年出てたやつですが、聴きました。初回盤はついでにくだらないトークも曲間に入ってます。もともとラジオ番組の企画から出来たアルバムだそうで、全体をそんな感じに作り込んであります。誰かが言ってましたが、ザ・フーのセルアウトを聴いたような感覚。そして内容ですが、ビークルがあの曲をカバーしたら、って頭に思い浮かべたモノがそのまま、あっけらかんと鳴らされてる感じで、良かったです。なんかスカッとした。「Dancing Queen」のカバーとか、バカだなーとか思いつつ楽しいです。キラキラなシンセ音が好きです。あと「There She Goes」のピコピコエレクトロ ver も良かった。このアレンジは、なぜかすごくうれしい。そんな感じです。こういうのをポコッとリリースする彼らを見てると、なんか安心します。多忙は多忙なんでしょうけど、佇まいはあくまでものほほんとした感じで、これからもそんな感じでやってくれればいいと思います。


2006-10-03 Tue

[Music] Green Day "American Idiot"

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Green Day "American Idiot"

グリーン・デイのバカなアメリカ人を今さらながら聴いたのですがとてもいいじゃないか。何で今まで聴かなかったんだろう、反省。あまり歌詞を読み込んでいないので、コンセプト云々とかメッセージ性の部分については話すことがないのですが、全体の構成には確かに力が入ってる感じで、色んな調子の曲が並んでて、飽きさせない内容だと思う。これも誰かが言ってましたが、ザ・フーのトミーを聴いたような感覚。完成度が高いです。かといって別にオッサン化してるわけではなく、勢いが出るところはちゃんと出ている気もするのです。9分越えのオペラも、転調を繰り返しつつ、ぐわっと盛り上がってゆくさまに、単純に興奮する。メロディーは相変わらず良いし、全体のバランスの良さも、突出して輝く曲も、同時に存在しているような、とてもいいアルバムでした。バンドにとっては転機を迎えた作品となるでしょうか。この後の彼らが普通に楽しみだったりします。


2006-10-04 Wed

[Music] Johnny Boy "Johnny Boy"

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Johnny Boy "Johnny Boy"

ジョニー・ボーイのデビューアルバムです。リリースまでレーベルと色々あった様子。雰囲気はかなり華やかでアッパーな感じですけど、メッセージはかなり挑発的で、その辺で色々あった様子です。ともかく内容は、以前シングルでリリースされてた、名曲「You Are The Generation That Bought More Shoes And You Get What You Deserve」が一曲目で、強烈な印象を残してますイェイイェイ。以降、同じような雰囲気を出しつつ、古き良きポップ・ミュージックって感じの佳曲が並んでおります。ダンスビートなんかを採り入れつつ今っぽいアレンジもキメキメで、幸福感や解放感が前面に出てます。全体的に熱に浮かされてるような雰囲気で、もう少し地に足の着いた感じで、メロディーを聴かせる曲があったりすると、もっといいかなという気もしますが、一方でその浮かれっぷりがサイケデリックでもあり、聴き心地のよさを醸し出していたりもしました。良かった。


2006-10-05 Thu

[Music] Elbow "Cast Of Thousands"

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Elbow "Cast Of Thousands"

エルボーの 2nd アルバムです。2003年作品。いいアルバムです。叙情的で美しいメロディー、渋くて気だるげな歌声、淡々と静かに音を刻んでいく演奏、ゆったりとした曲調など、じっくり聴かせる部分はそのままに、加えて、ゴスペル調のコーラスが飛び込んできたり、エフェクトをかけた変な音が始終鳴っていたり、実験的な要素も入っていると思う。ただ単に「いい曲」に終わらないって感じでしょうか。といってもその実験的な部分はあくまで、曲の雰囲気を壊すことなく、そのまま溶け込んでいるように感じられるところが、更に素晴らしい。今までのキャリアを着実に一歩進めたような歩み方だなと、思います。決して、突出したところがあるわけではないのだけど、とにかく純粋に、ああいい音楽をやっているなぁと、心の底から思えるバンドなのでした。


2006-10-06 Fri

[Music] Nik Bartsch's Ronin "Stoa"

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Nik Bartsch's Ronin "Stoa"

スイス人ピアニスト、Nik Bartsch(ニック・ベルチュ)率いるグループのアルバムです。Ronin はそのまま「浪人」だそうで、自分たちの音楽を「禅ファンク」と表現したりしてるんですって。アルバムタイトルは「ストア派」のことですって。といきなり先入観を押し付けつつ、聴いてみました。内容は、ピアノ中心のミニマルミュージックって感じです。別に日本ぽい音が使われてるわけではなくて、全体から受けるストイックな印象がそういう雰囲気を漂わせていたりするかもしれないです。ほとんどがアコースティックによる生演奏で、その生による微妙なズレやサジ加減が、味があっていいなぁと思わせたりする。緻密な計算による構成と、アコースティックで柔らかな音色が同居してる感じ。熱いのと冷たいのの間をふわふわと漂うような、不思議な音楽でした。聴く前は思想が先に来てて音楽としての中身には懐疑的でしたが、聴いてみれば別に難解なこともなく楽しめました。


2006-10-07 Sat

[Music] SAKEROCK 『YUTA』

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SAKEROCK 『YUTA』

サケロックの 1st アルバムの再発盤。フジロックの時、車中で聴く音楽が無くなったので、現地調達したやつです(1000円で一番安かったし)。旅館との行き帰りによく聴きました。適当な音楽ですね。なんて書いたらいいか分からないよ。適当。南国の熱に浮かされたようで、ちょっとばかり酒を飲み過ぎたようで、まさにサケロックな千鳥足ミュージックです。ジャンルは無いんですかね。1st はジャズっぽいのが結構出てる気がしますが、それもこの音楽の形容としては適切じゃない気がする。いや別に適切じゃなくていいや。適当です。とはいえ、抜くところは抜きつつ、締めるところはしっかり締まってるので、自己満足系の音楽ではないです(一部変なギャグだけはいただけませんけど)。なんか、酔拳の達人に会ったような気分です。マイペースだなぁと思いました。心地よければいいんです。私は好きです。


2006-10-08 Sun

[Music] Donavon Frankenreiter "Donavon Frankenreiter"

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Donavon Frankenreiter "Donavon Frankenreiter"

ジャック・ジョンソンがブレイクした時にサーフロック関連で出てきたドノヴァン・フランケンレイターのメジャーデビュー作。2004年作品を聴きました。かなり流行りましたね。二番煎じ的な眼で見られることの多いアーティストという気がしますが、ジャックさんのそれがかなり完成度が高くて演奏も堅実でじっくり聴かせる内容であるのに対して、ドノヴァンさんのは結構適当な感じで、かなりのほほんとしてる印象です。サーフィンしながら日が暮れたら海岸で酒飲んでギターでも弾こうか、みたいな、てきとー感。メロディーもあっけらかんとしているし、その辺の雰囲気がかえって良かったですよ。音楽を文字通り楽しんでます。マイペースだなぁと思いました。私は好きです。


2006-10-09 Mon

[Music] Red Hot Chili Peppers "Mother's Milk"

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Red Hot Chili Peppers "Mother's Milk"

レッチリの1989年発表の4枚目、母乳です。非常にごった煮感があるのですが、特にファンクとメタルの要素を、聴いていると強く感じる。極端に言えば、フリーはファンクで、ジョンはメタルという感じ。振り幅によって曲が様々な表情を見せてて、すごくすごく聴き応えがあって面白いです。個人的な好みもあって、フリーのベースにやっぱり耳が寄ってしまうのですが、ファンクでも変に渋くならずにただひたすら勢いがあって、ちょっとバカで楽しくて、しかもかっこいい。ヴォーカルもアホっぽくて好き。ドラム、というか全体のリズムがちょっと重めで、個人的にはもう少し軽く跳ねて欲しい面もあるんですが、これはこれで、ジョンのギターが炸裂した時の激しさに拍車をかけているような気もする。これでもかと音塊が敷き詰められているのに、抜けが良くて解放感もあり、同時にその密度にクラクラするとゆうような、エラいことになってる作品だと思いました。


2006-10-10 Tue

[Music] チャットモンチー 『耳鳴り』

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チャットモンチー 『耳鳴り』

チャットモンチーの 1st フルを聴きました。女の子3人組と聞いて、勝手にガールズパンク的なモノをイメージしてたら全然違ってた。正統派ギターロックという感じでしょうか。あんまりダンス・ビートが入ってなくて、ミドルテンポの曲が多い。最初聴いた時、その辺も印象と違ってて、単に勢いに身を任せてるわけではないのだなと、姿勢を正して改めて最初から聴き直しました。じっくりと、必死に歌い上げる様は、まさしくエモのそれだなと、思います。リズムとか、音の使い方とか、結構色々とやっているなぁと思う。全体的に頑張ってる感があって、それが好感を抱く方向に向かってると思います。歌詞とかたまらなく青臭くて、こっちが赤面モノだったりしますけど、若いなぁと思いつつ、別に嫌いじゃないです。メロディーは天才的にいいものがありますし、歌声の伸びもいいので、じっくり歌を成熟させていって欲しいような気がします。まさに原石の輝きです。


2006-10-11 Wed

[Music] MESCALINE DRIVE 『RESPECTABLE SINGLES』

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MESCALINE DRIVE 『RESPECTABLE SINGLES』

チャットモンチーの後にメスカリン・ドライヴを聴いて、ああこういうパンクな音楽を勝手に期待してたんだと思いました(先入観抱きまくりの私が悪いのですけども)。というわけで、1993年リリースのシングル&アウトテイク集です。ここに入ってる曲が実にいいんです。シングルはもちろん、カバーも結構入ってて、これが見事に自分達の色に染まってる。低くて太い、うつみようこのヴォーカルで、芯が一本しっかり通った縦ノリパンクですが、メロディーの抜けが良くて、かなりポップに聴こえてきます。サビで合唱できそうな感じ。その辺の、かっこよさと楽しさのバランスがとてもいいと思う。音楽性が先鋭化されてなくて、色んな要素がいっしょくたにされて、叩きつけられてくる音楽という感じで、すごく魅力的でした。


2006-10-12 Thu

[Book] アゴタ・クリストフ 『昨日』

アゴタ・クリストフ『昨日』読了。国を追われて異邦で工場労働者となった主人公が夢想する女の子に思いを馳せてたらどうたらこうたら、という話です。全体的にもの哀しい雰囲気の作品でした。雰囲気が泣いている。「ぼくはきみを愛してなんかいない。きみのことはもちろん、誰も、何も愛していないし、人生そのものだって愛してはいない」

[Music] Linton Kwesi Johnson "Bass Culture"

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Linton Kwesi Johnson "Bass Culture"

在英ジャマイカ人、リントン・クウェシ・ジョンソンの1980年作品です。以前読んだ『レゲエ入門』で紹介されてて気になったので聴いてみた。「ダブ・ポエトリー」とか言われてて、ダブレゲエなサウンドに乗せて、詩を朗読するように歌ってます。落ち着きがあって、いい声です。詩の内容は、スピリチュアルな精神世界が下支えとなっている、社会主義的な反権力思想がなんとやら、ということらしいですが、リアルタイムでは聴き取れないので、耳触りの良い声と、ゆったりと渋い曲調によって、聴き心地のよい音楽だな、という印象がまず来ます。その時点で結構満足です。熱に浮かされたような雰囲気はあまり無くて、ちょっと下向きでクールな音色であるところも、気に入りました。詩は後でちゃんと見ます。


2006-10-13 Fri

[Music] PJ Harvey "Stories From The City, Stories From The Sea"

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PJ Harvey "Stories From The City, Stories From The Sea"

PJ ハーヴェイの2000年作品を聴きました。彼女の作品は初期の "Dry" と "Rid of Me" を聴いてましたが、その辺の折衷かな、という印象でした。なかでも私は "Dry" のブルージーな感じがすごく好きなので、その辺の要素が、多少の渋さや重さを付け加えた感じで鳴っているところが、とても気に入りました。骨太なシャウトもあるし、下向きにグッと力が入る静謐さもあるしで、バランスがいいと思います。あと、いきなりトム・ヨークの声が聴こえてきてびっくり。3曲ほど参加してるのですね。やっぱり彼の声はいいです。二人のかけ合いは冷たくも熱い感じで、非常に染みる。音楽の方も、グランジ風の粗いギターがかっこいいし、歌声との絡みも大変にいいです。そんな感じで、完成度も高く、いいアルバムでした。初期以降、この作品までは結構、ゆったりと地味な内容だったみたいですが、そこを飛び越えて聴いてみたら、延長線上にある音楽という感じで、逆にしっくり来た。いいキャリアの積み重ね方をしているなと、思いました。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

anntokiko [初めて彼女のアクトを観てからもう12年は経つかな?まだバンドで初来日だった。ギターの上手さにそしてあの共鳴するSOU..]


2006-10-14 Sat

[Music] Tackhead "Tackhead Tape Time"

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Tackhead "Tackhead Tape Time"

タックヘッドの1988年リリース 1st が2004年に紙ジャケリマスターで再発されたモノです。ON-U から。MC はゲイリー・クレイル、プロデューサーはエイドリアン・シャーウッド、というわけで基本はダブです。重いロッキンビートがグシャグシャと叩き潰すように鳴っていて、その音の向こう側、底の方で低音がうごめいているような感覚。タックヘッドのメンバー自体はヒップホップとかで有名だったみたいですが、タックヘッド・サウンド・システムとしての彼らの音楽は、ファンクの要素もあるし、ニューウェーブっぽい音も響かせたりしているし、エレクトロヒップホップだなと思わせる部分もあるし、もちろんダブとしての酩酊感もあるし、音の作りはいちいち刺激的だしで、不思議な魅力を持った音楽だなと思いました。そして歌詞は政治色が強かったりするそうな。パンクだ。良かったです。


2006-10-15 Sun

[Music] New Age Steppers "Action Battlefield"

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New Age Steppers "Action Battlefield"

ニュー・エイジ・ステッパーズ、1981年リリースの 2nd アルバム。ON-U から紙ジャケで再発盤。とりあえずエイドリアン・シャーウッドの名前は出しておきます。前作はもっと混沌とした内容だった気がしますが、今作はレゲエのカバーばっかりのようで、ポップな歌モノとして仕上がってるなという気がします。普通にバンド編成ですし。といっても、曲調自体はあっけらかんとして伸びやかだったりするけど、やっぱりダブの聴き心地はどこか暗い影をまとっていて、妙に金属質な響き方をする音色がかっこいいのです。アリ・アップの歌声も魅力的で、引き込まれます。そんな感じで、聴き心地はいいし聴き応えもあって良かったです。この辺を聴くといつも、シャーウッドさんの名前を眼にするのですが、当時から現代に至るまで、常に名前を轟かせる存在であり続けているのはすごいなぁと、思うのでした。


2006-10-16 Mon

[Music] KiLA "Luna Park"

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KiLA "Luna Park"

アイルランドのケルティック・バンド、キーラの2003年作品。これすごい。すごいの聴いた。ケルト音楽が基調としてあって、まずその音楽が耳に飛び込んできます。元々あんな風に曲調は早いのにどこか切ない感じは結構好きです。しかしながらこのバンド、聴いていくと全然そこに止まることがなくて、何か色んな音楽がとにかく混ざり合っていると感じる。アフロ、カリブ、ジプシー、プログレ、ファンクなど(レーベルの紹介文より引用)。本当に無国籍な感じ。当然、ただごちゃごちゃと並んでいるわけではなく、かなり高い完成度でもって、ポップに聴かせる内容でありますが、ポップと言ってもつまらないアレンジが入ってるわけではなく、何というか、民俗音楽としての生の熱さみたいなのを、そのまま持ち込んでいるようなところが、とりわけ素晴らしい音楽に聴こえる理由なのではないかと、思いました。しっとり聴かせる曲も素敵だし、イケイケでテンションが最高に上り詰める曲は言わずもがなの興奮です。掛け値なしに素晴らしい音楽です。


2006-10-17 Tue

[Music] New Age Steppers "Foundation Steppers"

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New Age Steppers "Foundation Steppers"

ニュー・エイジ・ステッパーズの 3rd アルバムです。最終作。1982年作品ですが、2004年に ON-U から初 CD 化されたモノです。紙ジャケ。聴きました。前作よりさらに陽気さが増して、レゲエに近くなったというか、回帰したような内容だと思いました。アリ・アップのヴォーカルは減って、ジャマイカのスタンダードなルーツ・レゲエ・シンガー(ライナーノーツより引用)、ビム・シャーマンのヴォーカル曲が多く、曲調も相まって、どちらかというとそちらの方が印象に残ります。ニューウェーブっぽさはだいぶ薄まった感じ。正体不明な興奮は無くなりましたが、聴き心地がよくのんびりと聴けるので、この作品自体、全然悪い内容ではないです。エイドリアン・シャーウッドのこの作品における位置づけなんてことを無理矢理推測したりはしませんが、やりたいことを突き詰めてやっているような感じで、普通にいい内容だと思いました。


2006-10-18 Wed

[Music] PJ Harvey "Uh Huh Her"

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PJ Harvey "Uh Huh Her"

PJ ハーヴェイの2004年作品を聴いてまず感じたのは、その粗い肌触りでありました。ジャケットからも思いっきりにじみ出ていますが、ざらついたギターの音と、スカスカのドラム、シンプルな曲構成で、それらがすごく際立ってます。前作からの変わりようが大きくて、聴いているとそこに意識が向かう。ヴォーカルは表情豊かという感じではないけれど、全体的に囁くような下向きの歌声で、心惹かれます。淡々と、落ち着いた曲が多いですが、内側に秘められたような不気味な雰囲気が出ており、その世界観が強烈であります。演奏ほか、ほとんどの箇所を彼女一人で手がけたようで、全体の空気はかなり統一されててギラついてると思う。個人的にはもう少し曲調が激しくても好きですが、これはこれで聴き応えがあって、自然と何回も聴いてしまう感じで良かったと思います。


2006-10-19 Thu

[Music] 『地獄少女 オリジナルサウンドトラック』

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『地獄少女 オリジナルサウンドトラック』

ArcRyte Online に寄稿済ですが、改めて2日に分けて。表題のアニメのサントラだそうです。アニメは見てませんが、音楽としての出来をかなり勧められたので聴いてみました。そしたらこれがかなり良かった。尺は1、2分のモノばかりですが、全体をくらーい色彩が覆い尽くしており、聴いているとぐんぐんと気分が沈んでいきます。BGM として、下向きの雰囲気が抜群に出ていると思う。哀しい。涙は出ないのに、心が泣いている、という感じです。女性ヴォーカルが高音でコーラスを決めるところは、あざといなぁと思いつつやっぱりはまります。弦楽器とピアノの音色がとにかく哀しくて、サントラという体裁を取っているにも関わらず、アルバム全体の雰囲気にかなり引き込まれました。とても良かったです。


2006-10-20 Fri

[Book] 古川日出男 『サウンドトラック』

古川日出男『サウンドトラック』読了。疾走感のある文章で熱帯化した狂気のトーキョーシティを突っ走る小説です。ダサ。設定とか駆け足すぎて、冷静に考えると一部苦笑モノですが、それを力業でねじ伏せるように読ませてしまう内容だと思います。彼の文章はやはり好きです。文庫版の表紙は田島昭宇で、私にとってはまさにゴールデンコンビなのでした。はずかしながら好きです。

[Music] 『地獄少女 オリジナルサウンドトラック 二』

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『地獄少女 オリジナルサウンドトラック 二』

引き続きましてサントラ第二弾です。こちらは BGM という部分から一歩進んで、色んなアプローチをして見せた内容と思いました。相変わらず雰囲気は抜群に良くて、アレンジの完成度も高い感じ。伸びやかなストリングスとか、メリハリがついてていい感じです。ただ、比較的激しい曲が数曲入ってるんですが、それがあまり好きになれなかったです。手癖のついた展開がどうしても気になって、はまれない感じ。もともと粗い感じの音楽が好きなので、その辺の丁寧さが逆にムズかゆくなってしまうのかもしれません。まあ気になったのはそれくらいで、基本的にはこちらも堪能しました。あと、これは完全に余談ですが、何か私が門外漢として昔から抱いているプログレのイメージって、まさにこういう感じだったりします(ジャンルの横断の仕方とかも含めて)。そして、普通のアルバムを聴いた時じゃなくて、ゲームとかアニメのサントラでそういう部分を強く感じることが多い気がする。個人的にはその辺が面白かったです。


2006-10-21 Sat

[Music] ULTIMATE MUZIK! FES '06 @ 東京キネマ倶楽部

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ULTIMATE MUZIK! FES '06 @ 東京キネマ倶楽部

表題のイベントに行ってきました。出演順に、AxSxE and the Atami Rainbow Bridge、SHUREN the FIRE、こだま和文、向井秀徳アコースティック&エレクトリック、曽我部恵一 BAND。
ホントは NATSUMEN の予定だったんですけど、急遽活動休止、ということで大ショック。AxSxE が最初 MC でぶつぶつ言った後、メンバーがぞろぞろと出てきて、ライヴが始まる。歌モノでした。BOaT とはまた全然違う感じで、ジャパニーズパンクみたいな感じでドツドツとワンフレーズな縦ノリ。即興で作った感じで(鴬谷の歌とか)、まあそんなに良くなかったです。その後も轟音の中でしゃくれコーラスをかましたりとか、変な空間になりつつ終了。残念ですが、AxSxE の次ステップには期待しています。
SHUREN the FIRE は北海道のアングラヒップホップなんですって。ピアノとドラムがジャズで、そこにラップが入る感じ。暗く沈んだ雰囲気がとても良かったです。戦争と平和がどうこうって歌詞の内容はあまり好きじゃないけど、音の感触に引き込まれました。フルートをじっくりと聴かせたりする曲もあり、雰囲気は統一されているけど、どこか混沌とした印象も抱きました。
こだま和文のライヴは初めて見たのですが、ダブビートに、トランペットか詩の朗読のような語り、という構成でした。こんな感じなんですね。トランペットの音はすごく良くて、やっぱりグッと持って行かれる感じ。語りの方は独特のセンスという感じで、ユーモアもあって面白く、耳にいつまでも残ってます。ナポリタンの作り方とか、手紙のこととか。なぜか「繰り返される諸行無常」って向井節も飛び出したりしつつ、面白くてかっこいいおっさんだなぁと思いました。
向井のアコエレはかなり久しぶりに見たのですが、かなり良くなっててびっくり。以前見た時は、ただのひとりよがりなパフォーマンスとしか思えなかったのですが、今回見て気持ちを改めましたゴメンナサイ。ギターの音がとにかく良くて、独特だがすでに飽き飽きしている向井節はそのままだけど、そこに頼ってない感じがしました。人間、じっくり取り組んで長く続ければ良くなっていくものなのだなぁと、思いました。良かったです。
曽我部さんはいつも通り元気一杯な感じで、いつも通りとても良かったので、特に言うことはありません。やっぱりいい声ですね。以上。
そんな感じです。NATSUMEN は正直残念すぎましたが、他は良かったです。東京キネマ倶楽部は初めて行ったのですが(鴬谷にある)、ステージに踊り場があったり、劇場っぽいライヴハウスって感じで面白い場所でした。もっとここでライヴやって欲しい。


2006-10-22 Sun

[Movie] 日本以外全部沈没 @ シネセゾン渋谷

『日本以外全部沈没』を観ました。筒井康隆の日本沈没パロディ小説を映画化ということで、とても期待していたのですがダメだこりゃ。日本以外が沈没した時の状況をかなり真剣にシリアスに描こうとしていて、その部分丸ごといらないよと思った。尺が無駄に長い気がして、もっと短い時間でケタケタ笑って満足したかった自分の期待を見事に裏切ってくれましたよ。最後の笑いどころだけがちょっと盛り上がったけど、全体的には残念な作品でありました。

[Music] BOaT 『RORO』

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BOaT 『RORO』

NATSUMEN 活動休止の報を聞いて、AxSxE の新バンドのライヴを見て、何とも言えない気分になり、思わずボートを手に取りました。2001年作品。ラストアルバム。名盤の誉れ高いですが、確かにいいアルバムでした。ナツメンで聴いたことのあるフレーズがすでにここに流れてたりしています。爆音フリージャズで疾走する夏麺に比べると、暴徒(と書くかどうかは知らない)のそれは、ギターロックという枠組みを持ちつつ、それを斜め45度から思いきり殴りつけたような、そんな歪み方をしているという感じです(いい意味で)。フレーズがじっくりと煮込まれてて、感情が底の方からじっくりと揺さぶられます。以前の作品よりもだいぶ、ゆったりと落ち着いた内容ではありますが、いっぽうで刺激的な展開にも満ちており、聴いてて全く飽きることもないです。ヴォーカルがさくっと入り込んでくるところも抜けが良い。ギターの音が素晴らしい。激しく切ない。そんな感じで適当に羅列しちゃいましたが、いいところばかりで、聴き惚れました。


2006-10-23 Mon

[Music] Jack Johnson "On and On"

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Jack Johnson "On and On"

ジャック・ジョンソンの 2nd アルバムです。2003年作品。"Brushfire Fairytales" から変わらず、聴き心地のよい音楽です。ほとんどがアコースティックで、かなりのんびりとしている。メロディーはやっぱり素敵で、変に感傷的にならず、普通にただ、いいメロディーだなと思える感じで、尚良し。枯れてもいないし、渋いわけでもないし、地味というわけでもなく、ひたすら自然に、空気のようにふわふわと漂っています。意外とジャンルが絞れない感じも、自由奔放な印象で好感。雰囲気が抜群に良くて、聴き終わった後、その心地よさだけが印象に残っているような、そんな音楽でした。いっぽうで、歌詞は結構辛辣らしいし、面白いなと思います。そんな感じで、単に聴き心地のよい音楽というだけでもなく、良かったです。1st とどこが違うのかとかそういうのは、熱い陽射しを浴びた後の夕暮れの気だるさのような雰囲気に当てられて、どうでもよくなりました。


2006-10-24 Tue

[Music] Jack Johnson "In Between Dreams"

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Jack Johnson "In Between Dreams"

続きましてジャック・ジョンソンの 3rd アルバムを聴きました。2005年作品。変わってないなぁと思います。もちろんいい意味で。変わり続けるのも面白いけど、変わらないのもそれはそれで、意味のあることだとは思います。それはそれで好きなのです。あと、3枚目にして気付きましたが、セッション風に楽しく作り上げた印象がありまして、その雰囲気がとてもいいと思います。のどかで。結構しっかり作り込んでる印象もありますが、あっけらかんとした雰囲気で堅苦しさがまったくなく、適当に心地よい気分になれる内容なのでした。もちろんそれも含めて計算されているとは思いますけども、このスローライフっぷりはやっぱり、くるものがありました。1枚だけ聴けばいいじゃん、という話は分からないでもないですが、いいものはいいということで。


2006-10-25 Wed

[Book] 筒井康隆 『夜を走る トラブル短篇集』

筒井康隆『夜を走る トラブル短篇集』読了。これは結構いい選曲でした。トラブルの名の下、軽妙なスラップスティック系の話が多く、真骨頂って感じです。表題作はちょっとあれですが、この辺は許容範囲内です。というわけで良かったです。

[Music] Ryan Adams "Gold"

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Ryan Adams "Gold"

ライアン・アダムスを初めて聴きました。2001年作品。何か作風がよく変わるとか、性格が変わってるとか、色々と評判を耳にしてた人なのですが、この作品はカントリー色が強い感じで、歌心をじっくりと聴かせる、普通にいいアルバムという感じでした。アメリカのポップ系のシンガーソングライターと並列の棚に置けそうな感じ。メロディーが純粋にとてもいいです。歌声自体は飛び抜けて印象に残るというわけではないのだけど、渋味も若さもあって、ソウルフルで魅力的です。歌がすっと入ってきて、ああいい音楽だなと思える。言われてみて気付いたけど、ストーンズっぽい気もしますかね。そんな感じの歌が、16曲70分、目一杯入ってる。通すとちょっと疲れるけど、質も落ちないし、最後まで良かったです。


2006-10-26 Thu

[Music] avengers in sci-fi 『avenger strikes back』

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avengers in sci-fi 『avenger strikes back』

ギターベースドラムの3ピースバンドの 1st フル。久しぶりに試聴で衝動買いしました。音楽を無理矢理形容しちゃうと、アジカン+バンアパに、エレクトロダンスビートを思いっきりふりかけたような感じ(そういえばタワレコでバンアパと同じ試聴機に入ってました)。ギターフレーズの抜けの良さと、ガツガツとダンサブルに跳ねるビート、うねるベース。そしてドラムはポストロック臭くもある、という音楽で、自分の好みのツボが押されました。歌は単純なフレーズの繰り返しで、後期スパカっぽさも感じつつ、その辺も好き。電子音はかなり使ってる印象ですが、足下にエフェクターをぐわっと並べて人力で鳴らしているらしく、勢いがあって思いっきり突っ走ってます。全体的にちょっと軽い印象だし、悪いところを上げると色々と出てきてしまうかもしれませんが、それ以上に気に入る部分が多くて、良かったです。若さがまぶしい。ライヴが見たい。
試聴(MUSIC FREAK!!)


2006-10-27 Fri

[Music] Wolf Eyes "Human Animal"

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Wolf Eyes "Human Animal"

メロディーもリズムもなくてこれは曲なのかもっと言うと音楽なのかとゆうような、アヴァンギャルドな音楽を聴くことはあまりないのですが、たまに聴いてこうゆう音楽もあるんだなぁと思ったりしてます。Wolf Eyes のアルバムはそんな作品でした。暗く重苦しい雰囲気が全体を支配していて、変な世界に迷い込んだような感じ。ノイズに覆い尽くされて混沌とした音が、不安をあおります。不快な音と、時折飛び出す絶叫。でも意外と、何か面白さを感じさせる部分が垣間見えたりして、結構聴けました。リピート4回。始終聴いていたいとは思いませんが、せつないメロディーや美しい音世界を離れて、たまには暗黒世界にはまり込むのも面白いなと思いました。
試聴(myspace)


2006-10-28 Sat

[Music] 非常階段 『蔵六の奇病』

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非常階段 『蔵六の奇病』

にせんねんもんだい経由で名前だけは聞いたことがあった JOJO広重が率いるバンド、非常階段が1981年にリリースした 1st。各地でのライヴ音源となっておりました。当時は破壊と汚物にまみれた過激なパフォーマンス集団だったようです。1曲目も嘔吐から幕を開ける。吐き終わった後で観客から拍手とか、かなりシュールな光景という気がしますが。あと、以降はひたすらノイズ音楽、であります。ただ、やかましいだけの音の垂れ流しという感じではなくて、緊張感は結構あると思う。狂っておる。目の前にしたら衝撃をガツンと受けそうな気もしますが、こうしてパッケージングされた音源を聴くと、その狂気と絶叫と爆音の中に入りこみながらも、どんどん感覚が冷たくなっていって、意外と普通に聴いてる自分がいたりしました。何か不思議な感覚です。よく分かりませんが終わり。


2006-10-29 Sun

[Music] 友部正人 『にんじん』

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友部正人 『にんじん』

友部正人の1973年リリースの 2nd を聴きました。私が聴いたのは avex io の2003年再発盤です。フォークってほとんど聴かないのですが、なんとなく聴きたい気分になって、昔買っておいたのを引っ張り出してきた。ともかく内容ですが、ギター一本で淡々と唄を紡いでいく感じです。声は純朴そうな感じで、若いのか年いってるのか微妙に不明な声で、最初いまいちだったけど、だんだんとはまっていって、今ではとても魅力的に聴こえます。歌うというよりは語りっぽい歌詞の乗せ方です。歌詞はすごいです。うわーっと切なさとかやるせなさが入り込んでくる。この詩とこの声とで、かなり引き込まれました。一部微妙に笑いながらの曲があってそこだけは覚めちゃったのだけど、そこ以外の空気はすごく良かったです。じっと手を見る。


2006-10-30 Mon

[Music] 三上寛 『ひらく夢などあるじゃなし』

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三上寛 『ひらく夢などあるじゃなし』

三上寛の怨歌集です。1972年作品。この作品は何度か耳にしているものの、どのように聴けばいいのかいつも戸惑います。ものすごい迫力で、情念を叩きつけるように、怨みつらみを吐き出すスタイルは、確かにものすごい迫力で、圧倒されてしまうのだけど、その片隅で、どこかユーモアを感じたりもします。真剣になればなるほど、その裏に面白さが潜んでいるのは、人間としての真実なのかもしれません。それとも私が、こういう情景を現実的なものとして受け止められないだけでしょうか。あくまでも幻想世界の出来事として捉えてしまうというか。すみません適当です。とにかく、衝撃に打ち震えて涙を流すような感じではないのですが、怨歌の内容にはグッと引き込まれ、思わず聴き入ってしまう、そんな力を持った作品と思いました。


2006-10-31 Tue

[Music] 溶け出したガラス箱 『溶け出したガラス箱』

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溶け出したガラス箱 『溶け出したガラス箱』

1970年作品。五つの赤い風船の西岡たかしが中心となったスタジオプロジェクトで、ジャックスの木田高介、当時新進のフォークシンガー斉藤哲夫によるバンドの作品です、といっても詳しいことは全然知りません、紹介文から抜き書きしただけ、すみません。「君はだれなんだ」を聴いて、どっかで聴いた覚えがあるなぁと思っていたところ、町田康原作の映画『けものがれ、俺らの猿と』で挿入歌として使われていたのでした。映画の内容は微妙でしたが、音楽はかなり強く印象に残っております。全部の音が奇妙な歪み方をしてて、メロディーもふわふわとしてよく分からない。何といったらいいのか、とにかく世にも奇妙な感じです。アルバム全体的には、「君は〜」よりもゆったりとした曲が多いですが、そのどれもがやっぱり変に歪んでる。ゆったりした分、横の揺れ幅が強くて、これがアシッド・フォークとゆうものなのだな、と思いつつ、ずぶずぶと音世界にはまっていきました。歌詞も中々に意味不明。面白かったです。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

hglo2 [溶け出したガラス箱は、我が家で聴かせたこともあるよ。]

アキウ [あっそうでしたっけ。だから覚えてたのかもしれないです。耳に残る音楽だなぁと思います。]

hglo2 [あ、今思い出したけど、聴かせたの「君はだれなんだ」だったはず。 “マイケルって誰やねん!”とか言った記憶がある(笑)..]


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