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1月31日(金)
[Book]
生垣真太郎『フレームアウト』読了。これは最高傑作というよりは、メフィスト賞「最高水準」という感じでした。文章もさらりとうまいし、仕掛けもよく出来ていると思いますが、ものすごい衝撃、というわけでもないです。フレームは良いが中身は新鮮さに欠けると思いました。

[Music]

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THIRD EYE BLIND "THIRD EYE BLIND"

「SEMI-CHARMED LIFE」は97年に生きていた人なら誰もが聴いたことがある曲だと思われますが、サード・アイ・ブラインドなんて当時は結構恥ずかしかった思い出があります。でも今聴くと、イントロのドラムにやられまくり。そして歌詞もなかなかショッキングでありました。あとシングルからパワーポップなバンドイメージがあったのですが、ドラムとギターがかなりハードロッキンな感じでした。ポップさこそが激しさを生み出すことの証明。

1月30日(木)
[Music]

helmet_betty
helmet "betty"

くるりの岸田氏がスヌザの連載記事で勧めていた記憶があったのですが、聴いてから「あぁ、メタルの時だったか」と落胆。ごりごりでめらめらしたギターはメタルとヘヴィ・ロックの中間という感じです。そしてそのどちらも苦手であります。というか岸田氏の好きな音楽は、最初はおぉっとか思うのですが、基本的に単調ですぐ飽きてしまいます。コラージュ的に自分達に還元するための音楽、としてしか聴いていないような気がするです。

1月29日(水)
[Book]
森博嗣『六人の超音波科学者』読了。ストーリーも話の構成もトリックもダメダメな作品であり、その影響か、キャラクターの活躍で魅せる方向に比重が偏りすぎていて、魅力的というよりはデフォルメちっくで何だか滑稽に映ってしまいました。作者自身その辺を狙ってたのかもしれませんが。それはさておき、P.121に出てくる人物がわからないのですが、これはシリーズ間伏線なのでしょうか。

[Music]

clinic_internalwrangler
CLINIC "INTERNAL WRANGLER"

2000年作品。良い意味で非常に荒さが目立つのです。素晴らしいのはこれでもかこれでもかと過剰に響く低音部と、狂気を感じさせる甲高いヴォーカル、そして時折顔を出すピアニカ、だと思いました。かっこいいです。このバンドがレディオヘッドの前座として横アリでやったというのがまたアンバランスな気がして面白くもあります。

1月28日(火)
[Music]

nojacket
暴力温泉芸者 『ケセラ、セラ』

いいかげんだなーと楽しくなり、雑然とした音のコラージュっぷりに大興奮。よくわかりませんがとても気に入りました。ノイズとサンプリングと適当と。Violent Onsen Geishaという英語名が妙に好きなのです。なのになぜか完成度が高く感じられる。ノイズミュージックがこういう風に聴けるとは。

1月27日(月)
[Book]
高田崇史『QED 竹取伝説』読了。今回は歴史の面白解釈と、現実の事件との結びつきがより強くなっていて、しかも暗く重い方向へ傾き、結構肌触りがざらざらした感じでした。それにしてもいつもこのシリーズは面白いなぁと思います。

[Music]

rhymester_uwasanobansou
ライムスター 『ウワサの伴奏』

うわぁこれ本当に素晴らしいです。意識的にジャンルをまたいでやってるにも関わらず、力みがまったくないところに彼らの懐の深さを感じさせるのです。こんなことを軽やかにやってのけるなんて本当にすごい。HIP HOPの本質だと思いました。

1月26日(日)

(昨日の続き)そのまま朝までふらふらと連れられ、早朝に横浜駅で解散。大宮行きの京浜東北線に乗りました。寝て起きたら大宮でした。そのあと寝て起きたら大船でした。そのあと池袋でハードディスクとCDを買って帰りました。

[Music]
シングルまとめていくつか

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V.A. 「MUTANT POP TRIANGLE」
モトコンポ、アワアワ、ジオデジックのオリジナルとそれぞれがクロス・リミックスしたトラックが入っているシングルです(→POPLOTレーベルによる解説)。お三方とも基本的にはちょっとダサめでおしゃれなエレクトロポップという感じです。このメンツではGEODEZIKが実力的に頭ひとつ出ているかなと思います。非常に良かったです。でも各人のリミックスは内輪で閉じてしまった感じがしました。
くるり 「虹」
最初期のくるりはあまりよく知らないのですが、このマキシの3曲を聴くと結構引出しが多い人達なのだなぁと思いました。「ジャンル」が広いという感じでしょうか。全体的に荒いと思いますが、それもまた良いです。
MOBY 「Bring Back My Happiness!」
95年の輸入盤シングル。これが本当にモービーのシングルかと思いました。超アッパーなダンストラックでした。リミックスはトランスだったり単調なテクノだったり。c/wの「ALONE」というのがお気に入りでした。

1月25日(土)

日本橋で飲んでいたのに、気づいたら横浜にいました(明日へ続く)。

[Music]

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ASLN 『ASLN』

ROVO、DUB SQUADの益子樹(個人的にはスパカのプロデュースが大好きです)とかその奥さんとかによるバンドです(→bounce.comのインタビュー)。とにかくむちゃくちゃかっこいいミニマル・ファンクという感じでした。透明感のあるヴォーカルなどから、一瞬ヒーリングミュージックっぽいなとも思ったのですが、ドラムがとても面白くて飽きません。「ほわんほわんした癒し系の音を使いまくればいいんでしょ」というような、過剰さばかりが鼻につくサウンドとは一線を画していて、ひとつひとつの音へのこだわりというか、丁寧に作り上げているという印象でした。

1月24日(金)
[Book]
筒井康隆『本の森の狩人』読了。読売新聞に連載された書評群です。時々唯野さんや七瀬などが出てきて論評しますが、内容は模範的な一読者の書く良質な書評という感じです。でもひとつすごいことをやっていてそれはびっくりしました、本当に。

[Music]

bs2000_simplymortified
BS 2000 "Simply Mortified"

ビースティ・ボーイズのアドロックと元スーサイダル・テンデンシーズの人が組んだユニット。ジャケットの通りのローファイ。チープなオルガンとハードコア・ヒップホップの組み合わせがまたかっこいいのです。ダサかっこいい。おもむろにウゴウゴルーガなんぞを連想しました。

1月23日(木)
[Music]

coldplay_arushofbloodtothehead
COLDPLAY "A RUSH OF BLOOD TO THE HEAD"

聴きながらうれしくなってしまいました。良い出来でした。1stは「良いメロディー歌っていれば売れるでしょ」くらいの勢いで、まるで歌謡曲ロックのようだったのですが、今作は、ミニマル感のあるピアノやギターとか、そこから徐々に浮かび上がってくるメロディーなど、作りが丁寧になっていて、地味ながら深く静かに興奮します。あとはヴォーカルにもう少しストイックな感じがあれば完璧でしょうか。正直コールドプレイがこうなるとは意外でした。

1月22日(水)
[Book]
筒井康隆『乱調文学大辞典』読了。前半の辞典は五十音順なのに三段落ちさせたりできるというのはさすがと思いました。うしろ半分の「あなたも流行作家になれる」は笑える箇所もありつつ普通にハウツー本として成立していると思われるところが良いかと。

[Music]
シングルまとめていくつか

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モーニング娘。 「ここにいるぜぇ!」
テレビとかで見ていましたが今更CDをゲット。正直、CDでそしてイヤホンで聴くものではないなと思いました。あと曲調に耐え得るパワフルな声を持っている人っていないように感じます。全体的に薄っぺらい印象を抱いてしまいました。紅白でのパフォーマンスがかなり良かったと思うので、この辺は聴く環境によるのかなと思いました。
ヨーグルト・プゥ 「ロマンスプロバイダ」
どうも吹っ切れないイメージが強いバンドなのです。「激情ロック」(って帯に書いてあります)でくるり系かなぁと思いつつも、音の作りこみという方向に力が入りすぎていて、過剰にノイズが入ったりサイケすぎて気持ち悪かったりしています。この辺のバランスがうまくいけば大成するかもしれないと思いますが、これはこれで面白いので何だか複雑です。
Hermann H. & The Pacemakers 「アクション」
で、この人たちみたいに、スタイルが芸風として定着しすぎるのもかえって面白くないというか。ストレートなロックミュージック、それにひずみが全然ない、という感じです。佳作、それ以上でも以下でもなしと思います。

1月21日(火)
[Music]

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OASIS "heathen chemistry"

オアシスはすでに過去の遺物と化しているわけですが、去年出たシングルの「The Hindu Times」は良かったのです。演奏にライヴ感があって、ををやるなぁと思ったものでした。アルバムはノエル曲が減って(6曲)、前作とかにあった退屈な歌モノ感が薄れており、バリエーションに富んでいる感じです。個人的にはもう少し演奏にハードさが欲しいところではありますが。堅実すぎるというか。そして何といっても特筆すべき点はリアムの曲が3曲も入っていることです。ついに彼の曲(「Songbird」)がシングルカットされるのです(→CDJournal.comのニュース)。

1月20日(月)
[Music]

mogwai_rockaction
MOGWAI "ROCK ACTION"

モグワイは2001年のフジロックでのパフォーマンスがものすごく印象に残っています。夕暮れ時の苗場に響く轟音に圧倒されたものでした。今思うと音が悪かったような気もしますが、あの雰囲気にやられたという感じでしょうか。同じ時期に出たこの作品は、歌というか、メロディーが重視されて、より美しい雰囲気になっていると思います。じわじわはまっていく感じです。

1月19日(日)
[Book]
「コミックビーム 2月号」の長田裕幸「ぼくのお父さん」がとても面白かったです(→本人のサイト)。はまった。

[Music]
シングルまとめていくつか

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深田恭子 「煌めきの瞬間」
フカキョンのシングルに「ノイズが入っていますが制作者の意図です」という文が載っているとは思わなんだ。イントロのグランジギターと爆裂スネアを聴いた瞬間に亀田誠治と分かる作品。私は彼のアレンジは借り物感が強いというか必要以上に俗っぽいという印象があって、スピッツなどの仕事は正直好きではありませんが、こうしたアイドルもの(オルタナ歌謡)みたいなものをやらせると逆に引き立つように思いました。
SUPERCAR 「Strobolights」
『HIGHVISION』を経由した耳で聴くと3rdの方に入っちゃう音だなと思います。まだ面白いおもちゃを与えられていろいろいじくってる段階というか。これを聴くと、やはり後に益子さんと出会ったことが重要になってくるのではないかと思います。
FLIP FLAP 「FLIP FLAP e.p.」
5曲入りミニ。全部CMJK仕事みたいですが、全体的に抑え目な印象でした。アイドルポップスをしっかり作ろうとしたという感じでしょうか。そのせいかたまに漏れ出てくる何かに妙な味を感じたりもしました。

1月18日(土)
[Book]
筒井康隆『富豪刑事』読了。大富豪の息子が刑事をやっていて、大量の金を使って突拍子もない方法で事件を解決する、という小説です。変な設定ですが、その割にはしっかりと取材しているようだし、推理ものとしてもきちっとしています(このあたりは解説のパクリ)。軽すぎて物足りなくもありますが。推理小説というよりは推理劇でした。

[Music]

dryandheavy_dubcreation
DRY & HEAVY 『DUB CREATION』

『FROM CREATION』の裏盤とも言うべきダブ・アルバム。といってもオリジナルの方も私的にはダビーな感じでおなかいっぱいという感じでありましたので、どうも私には酩酊感が強すぎるかなぁと思いました。濃い濃い。やっぱプロは違うってことでしょうか。どちらかというと爽快感に欠けていて、音が内側にこもっているという感じです。特に私の大好きな「NEW CREATION」は、上に突き抜けた感じがレゲエ・ダブの枠をこえて興奮するものであったために、「MORE CREATION」(ダブ版)になってそのギャップというか落差を余計感じました。もちろんそれがダブだ、と言われればその通りで、後は好みの問題でありましょう。

1月17日(金)
[Music]

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新井昭乃 『RGB』

ええと全然知らない人だったのですが、アニメの主題歌をよく歌っている方のようです(→公式サイト)。音はアンビエント系でした。雰囲気の作りこみは抜群に出来ていると思うので、音楽に説得力があります。やや食傷気味でしたが。私的にはこうした雰囲気の演出を重視するような音楽(「BGMに最適」という感じ)は、想像したものから逸脱する興奮が少ないような気がして敬遠していますが、このアルバムはたまに過剰さが顔を見せたりしていて、それも良かったかなと思います。

1月16日(木)
[Book]
筒井康隆『時をかける少女』のハルキ文庫版は大林宣彦が解説していました。筒井を正統派文学と形容する個所は同意です。
筒井康隆『腹立半分日記』読了。いろんな時期の日記です。私は前から彼のことを常識的範疇の中で非常識をやる云々、などと書いていましたが、それはあくまでも「文学的素養としての常識」であって、「日常生活的、道徳的には、おれは非常識人なのだ」と書かれてありました。なるほど。しかし私は彼が常に取るに足らないことにがつがつと関わり、俗人と喧嘩したりする、その態度が常識的というか普通の人なのだなという気がしているのです。その意味ではタモリと仲が良いというのはかなり納得がいくわけでして。彼らのアングラな部分をほとんど知らない者の発言ではありますが、ただむしろそういうところが私は好きなのであります。

[Music]

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曽我部恵一 『曽我部恵一』

私はサニーデイといえば『LOVE ALBUM』と、『FUTURE KISS』での幼稚園ライヴが断然好きなのですが、このアルバムはまぁ何と言うべきか、「いい曲」のオンパレードという感じでした。サニーデイからアヴァンギャルドさ(例えば演奏)を払い落として、ほのぼのとしたアレンジときれいなメロディーが残りました、という印象です。悪くないけど良さも目立たない、空気のような音楽だと思いました。

1月15日(水)
[Book]
「少年エース 2月号」には乙一『GOTH』の漫画が(短期連載)。前に読み切りで読んだ時も思いましたが、原作と漫画家の雰囲気がうまく合っているように思います。原作早く読もう……。海瀬壮祐「グレネーダー」は毎回すごいアクションで面白いのですが、どうもエロを無理矢理書かされているような気がして少し悲しい気分になります。でも今はそれでもいいからがんばって書きつづけて欲しいと思います。

[Music]

nojacket
CONFUSION 「WAY TO GO」

ケン・イシイなどのリミックスが入っています(全7曲)。バンド名がおそらくニュー・オーダーの曲名なのだろうなと思いつつも、それまではあんまり意識したことがなかったのですが、表題曲のオリジナルヴァージョンはかなりダブりました。ケン・イシイはケン・イシイでした。他の人は、PYLONのリミックスはダークで気持ち悪し、C.T.SCANはめっちゃトランス、LAST FRONTはダブでした。全然知らない人たちですが。あとCMJKの「PARADISE」と「I WAS YOUNG」のリミックスはストレートにデジタルロックしていて楽しめました。

1月14日(火)
[Music]

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MIRWAIS "PRODUCTION"

マドンナの"MUSIC"をプロデュースした鬼才のソロアルバムです。あの曲はかなり衝撃だったことを覚えています。このアルバムはジャンルを言いづらいなぁ。エールに肌触りが似ているでしょうか(同じフランスですし)。ハウス、ダブ、ヒップホップなど多岐に渡っている感じです。かなりディープな曲作りをしているという印象で、開放感は少なめですがじっくり聴くとかなり興奮します。マドンナがヴォーカルで参加している「Paradise (Not For Me)」、ボコーダーの嵐が吹き荒れる「Naive Song」などが気に入りました。

1月13日(月)

昨年暮れに買ったCDラックがいっぱいになってしまったので、タワレコのソフトケースへの入れ替え作業を敢行しました。ひとまずレンタル落ち中古など。

[Music]
シングル3部作

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CONFUSION 「BLUE VIEW」「RED VIEW」「ORANGE VIEW」

コンフュージョンの[VIEWシリーズ]3部作が揃ったので改めて通して聴きました。青盤はデジタルロックという言葉が非常にしっくりくるというダサさも含めて好きです。ストレートにただひたすらがつがつしているという潔さ。赤盤はいくぶんバラエティーに富んでいて、音がインド風だったりエレクトロニカっぽかったりと雰囲気作りを意識した感じです。橙盤はORBITALが1曲リミックスしていますが、それに引っ張られたかのようにトランスっぽかったです。ひとつのフレーズから丁寧に作りこんでいるような感じでした。一番かっこ良かったのは青ですが、赤のなんちゃってインドや、聴くとなんだか和んでしまう橙も捨てがたく思いました。

1月12日(日)
[Game]
USBコントローラを買ってきたので「MSX MAGAZINE」を開けてヒサブリにゲームをやりました(ちなみに本物のMSXは触ったこともありません)。『ボコスカウォーズ』、『テグザー』など。とてつもなく難しく感じますが、ゲームに対してはクリア願望があまりないので難易度は置いておいて楽しめました。でも私的には見た目とかも含めてスーファミくらいが一番しっくりくるかなぁと思います。スーファミ世代。ということで懐かしくなってスーファミでもヒサブリに遊びました。『パイロットウィングス』とか。

[Book]
筒井康隆『暗黒世界のオデッセイ』読了。評論やら漫画やら色々詰め込んだ本です。「二〇〇一年暗黒世界のオデッセイ」は悲劇的な未来予測という内容はともかく、真面目に書かれても面白さがないところが残念です。「レオナルド・ダ・ヴィンチの半狂乱の生涯」は爆笑でした。漫画については、絵とコメントで構成された「冠婚葬祭」などが面白く、原作のストーリーを追うだけのものは退屈でした。「乱調人間大研究」は推測なのに断じてしまっているような箇所はおいおいとか思いましたが、悪意が目立たないので全体的にはそれなりに読める労作だと感じました。

[Music]

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七尾旅人 『ヘヴンリィ・パンク:アダージョ』

2枚組の2nd。合計2時間半を超えます。とにかく長いです……。ライヴでは世界を作りすぎていて入っていけないなぁという印象でしたが、CDで聴くとそれなりに成功していて引き込まれるような部分もありました。やや食傷気味でおなかいっぱいでもありましたが。disc1はかなりきびしく、「エンゼルコール」だけ浮いているように思いました。disc2は「ラストシーン」以降やや毛色が変わって、ダンスミュージックな感じになっていて良かったと思います。彼の音楽はシングルで聴くのが私にはちょうど良いバランスなのかもしれません。

1月11日(土)

タワレコのスクラッチで20ポイントをゲットしました。

[Music]
シングル2枚

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カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)
「BYE BYE 最後の夜」
かなり好みだなぁと思いました。サビにどこまでも登りつめていくような開放感がありました。個人的には少しピッチを上げたいところであります。それで聴いたらおそらくトリップしてしまうだろうなと。
Whiteberry 「BE HAPPY」
狙ったわけではなくて一緒に買ったのですが、この2枚の組み合わせは何だかいい感じですね。ホワイトベリーはまだカバーしか聴いたことがないのですが、この曲はイントロの音が衝撃的だったり演奏がかなりタイトで上手かったりと気に入りましたです。

1月10日(金)
[Book]
筒井康隆『自選短篇集5 カメロイド文部省』読了。ブラックユーモア未来篇とのことですが、ブラックが軽めで普通にあははと笑える短篇が多かったです(あわわ、絶対に「最高級有機質肥料」だけは違いますと強調しておかなければ……。それ以外です)。以前も読んだことがありましたが、私は「やぶれかぶれのオロ氏」が本当に好きです。個人的にはこういった、ひとことでオチまで分かってしまうようなお話の方が、彼のユーモアが発揮されていて好みだなぁと思いました。

[Music]

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MY LITTLE LOVER 『PRESENTS』

最近出たシングル(「Survival」)が思いのほか良かったので、調子に乗って古いのを聴いてみました。単に「YES」が聴きたかっただけですが。今聴くとずいぶんギターがじゃかじゃかしていて気になります。少し余計な音かなと思います。でも「YES」はやはり名曲でした。

1月9日(木)
[Music]

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ホフディラン 『ホフディラン』

98年作品にふさわしい(?)、煮詰まった感というか、閉塞感いっぱいのアルバムだと思います。前作を超えるということに意識を注ぎすぎてしまったのかなぁという感じもします。おそらくはビートルズを使いたかったのであろうと推測されますが(カム・トゥゲザーもそうだし、ラストはヘイ・ジュードだし)、パロディにもなりきれていないような気がします。全体的にどよーんとしたイメージでした。

1月8日(水)
[Book]
上遠野浩平『海賊島事件』読了。良いライトノベルだと思います。地の文にまで自分の考えを垂れ流しておいてあとはおざなりのアクションシーンだけを書くというライトノベルに出会うことがあって、ブギーポップもエンブリオあたりでそれが感じられるようになって悲しかったのですが(全編があの独特な「あとがき」みたいなイメージ)、講談社ノベルスの3作は、ミステリという箱を用意した結果それがうまく抑えられているように思います。それでいて上遠野らしさは出ているというか、バランスが良いと思います。丁寧に作っていけばロードスのようなエピックライトファンタジーになれるようにも感じました。

[Music]

charlatans_otherstories
The Charlatans "The Other Stories"

シャーラタンズが5th"TELLIN' STORIES"の時に出したB-SIDEコレクションのようなもの(10曲入り)。海外のバンドはシングルB面がすばらしいことがよくあると思っていて(一番感じるのはオアシスです)、理由はよく分からないのですが、アルバムとしてのコンセプトをあまり意識せずに、荒削りのまま作るからそれが良さにつながるのかなぁとも思います。とはいえ彼らの場合はあまり当てはまっていないようで、このアルバムには私の琴線に触れるものはなかったように思います。もちろんそれは逆にオリジナルがすばらしいコンセプト・アルバムであることの裏返しでもあるのでしょうが。

1月7日(火)
[Music]

charlatans_uptoourhips
The Charlatans "up to our hips"

シャーラタンズの3rd。ぐわーっと興奮する曲こそないですが、全体にもこもこしたサイケなトーンで統一されており、とても気持ちよく聴けました。オルガンの効果は絶大なりという感じです。なかでも「feel flows」というインストナンバーは、ローゼスのようにギターが自己主張せずにそれでいてブルージーであり、雰囲気は抜群に出ていると思います。ただヴォーカルは全体的に甘めでやや苦手でした。

1月6日(月)
[Music]

oceancolourscene_machinalready
Ocean Colour Scene "marchin' already"

オーシャン・カラー・シーンの3rd。基本的には「2ndアルバム Advanced」といった趣です。1曲目でごりごりしたギターがうなるところとか、以降が全体的に静かなイメージとか曲構成もそんな感じです。もちろん彼らの真骨頂はメロディーの良さが全面的にでる後者ですが、1曲目の「hundred mile high city」も今作はかなりポップなアレンジが効いていて、しかも相変わらずリズムがものすごくかっこよく、とても良いと思います。ボーナストラックのまさにビートルズが乗り移ったかのような「Day Tripper (LIVE)」も含め、2ndを超える出来かと思います。

1月5日(日)

カタカミヤビ合同誕生会@ミニモニ。カフェ
ミヤビさんカタカミさん誕生日おめでとうございます。あと店員さんが普通にかわいかったです。

[Book]
大槻ケンヂ『大槻ケンヂのお蔵出し』読了。彼の場合はいろんな雑誌で書かれたエッセイとかを読んでいると、大体首尾一貫していて同じようなことを言っているのでいっぱい読むと少々飽きます。ただもともと言っていることは面白いのでたまに読む分には良い暇つぶしになります。

[Music]

fatboyslim_bigbeachboutique2
FATBOY SLIM "BIG BEACH BOUTIQUE II"

ファットボーイスリムがブライトン・ビーチ・フェスティバルでDJやったライヴ盤。去年の同じライヴ盤も出ていますが、こちらの方がよりゆるーくなって、とにかくハッピーハッピーなのです。あまりにもハッピーすぎてそりゃ死人も出るわなと思いました(実際は人が多すぎて危険なので激しいのは控えたのかなとは思いますが)。だって、こんなに楽しかったらライヴ終わった後自分の生活に戻れないですよ。彼の持つ幸福感って、その辺も分かった上での享楽的で刹那的なものだと思います(例えばガター・アンド・スターズのジャケットがその美しさとは裏腹に核爆発を表現しているように)。そういう風に考えると、キャプテン・ファンクが「いつまでもハッピーじゃいけないと思って」と大転換をするのとは対照的に、彼はいつまでもこのまま変わらないんだろうなと思います。それは良いことではありますが、何だか悲しいことでもあります。

1月4日(土)
[Book]
乙一『さみしさの周波数』読了。相変わらず良質な短篇を提供してくれるなぁという感じです。ただ期待値と実際のそれがほとんど一致しているんですよね。彼の作品を多く読んでいるとその辺がやや物足りなくもあります。かなりぜいたくなことですが。

[Music]

coral_thecoral
THE CORAL "THE CORAL"

ものすごい評判なのでジャケットのバカっぽさとは裏腹に、オアシスのような国民性を獲得するであろうバンド、というイメージを持っていました。実際聴くと全然そんな感じではなくて、かなりマニアックな音楽なのではないかと思います。ビートルズがいきなりラバー・ソウル作っちゃいました、みたいな。音楽的には基本はサイケデリックで、過去のポップミュージックをみんな背負い込んだ上で吐き出しているというイメージです。そういう意味ではかなり興奮します。肌触りが古めなので(メロディーもUK版懐メロといった趣です)、その辺で好みが分かれるかもなぁと思います。で、私的にはものすごく好きです。本当に素晴らしい。

1月3日(金)
[Music]

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CORNELIUS 『96/69 地球あやうし!!』

むかーし卓球がラジオで「自分の曲をテクノアーティストにリミックス頼んでずたずたにされて喜んでる人、ロックな人たちにいるじゃん。バクチクとか(笑)」と言っていたのがいまだに印象に残っています。そういう意味では、コーネリアスほど捉えどころのない人はいないというか、どんなにされてもコーネリアスらしさが残っているというのは珍しいなぁと思いました(そもそも各アルバムごとに受ける感じがかなり違うと思いますし)。このリミックスアルバムは、岡村ちゃんに始まってまりん、卓球、ダラパー、暴力温泉芸者、hide、小西康陽など、聴き進めるごとに色んな興奮が押し寄せてきました。

1月2日(木)
[Book]
麻耶雄嵩『木製の王子』読了。おおもとのトリックはかなり好みですが、全体としてはそれほど面白くありませんでした。何か、早い段階できちっと閉じてしまったような感じというか。近況報告のような小説だと思いました。

[Music]

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ANDY VOTEL "STYLES OF THE UNEXPECTED"

デーモン・ゴフ(a.k.a. バッドリー・ドローン・ボーイ)を輩出したレーベル、TWISTED NERVE(→ウェブサイトがいい感じです)、アンディ・ヴォーテルはこのレーベルを彼と一緒に主宰しています。彼の1作目は酩酊感にあふれた素晴らしいトリップホップなアルバムです。ヴォーカル曲が少なめがゆえか、余計に音の構成に対するこだわりを感じるです。印象としてはモ・ワックス系(Southとか)に近い感じですが、こちらの方がよりポップさが際立っているように思います。1年前くらいに買ってから、よく愛聴しております。

1月1日(水)
[New]
CDのお買い上げ

[Music]

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Badly Drawn Boy "Have You Fed The Fish?"

バッドリー・ドローン・ボーイってどこがどのように良いのかというのをとても言いにくいです。少し前に買って何度も聴きこんでいて本当に好きなアルバムなのですが書けずにいました。で、いろいろ読んでいたのですが、彼の良さについて、心象風景をストレートに再現しつつ、全くてらいのないポップミュージックをやっているからではないか、どこかに書いてあったそんなレビューが印象に残っています。メロディーは切ない系の感動的である一方で、音の面ではものすごい深さを感じるです。そしてその方向に関しては本当にど真ん中を投げ込んでくる感じです。とても素晴らしいアルバムであると思います。3月の来日公演には是非行こうと思います(前の来日時は泥酔して客と喧嘩したらしいです)。ボーナスCDのライヴ盤もとても優しい雰囲気にあふれた素晴らしいものでありました(喧嘩はしてません)。


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