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11月30日(土)
[Music]
シングル2枚。

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Whiteberry 「自転車泥棒」
ホワイトベリーって初めて聴きました。いきなりレゲエで少し驚きました。自転車泥棒を思いっきり勘違いしつつ解釈した結果のレゲエ、という感じです。サビから急にメロコアっぽく激しくなるのに思わず笑ってしまいました。何か開き直りのようなものが感じられて少なくとも不快ではありませんでした。
m-flo 「Yours only, / Lies」
1曲目はハリウッド映画音楽みたいなオーケストラとパワーバラードでコメント無し。カップリングと本来のオリジナルアレンジは良質なR&Bと思いました。私には必要のないCDですが、レベルは高いと思います、音とか。

11月29日(金)
[Music]

bucktick_asiailoveyou
BUCK-TICK 『極東 I LOVE YOU』

マーク・ボランはうんと高いところに飛ぶ人だかんね。バクチクも彼の背中に乗っけてもらって、飛ぶ((c)松本大洋)。「21st Cherry Boy」がものすごい好きです。私はどちらかというとサビで爆発するような曲よりは、永遠に終わらない感じの曲の方が好みなのかもしれません。

11月28日(木)
[Book]
筒井康隆『笑うな』読了。ショートショートというか一発ネタ系小説集という感じでした。やはり切れ味抜群でありました。

[Music]

pmodel_perspective
P-MODEL 『PERSPECTIVE』

かなりかっこいいです。P-MODELについてはいつもいい加減な感じですが、こういう文章こそ彼らにふさわしいような気もします(といいつつ少し手抜きでもありますが)。かっけー。

11月27日(水)
[Book]
筒井康隆『鍵』読了。自選恐怖小説集とのことですが、純粋に精神的なホラーという感じの短篇はそれほど面白くなくて、やはり「公共伏魔殿」や「未来都市」などユーモアを感じさせるものが良いと思いました。かえってこちらの方が隠れた恐さがあったりしました。

[Music]

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市井紗耶香 in CUBIC-CROSS 『C:BOX』

1曲目の「Cランチ」にかなり驚きました。思いのほか楽曲のレベルが高いです。その後テレパシーのイントロが聴こえてきた時はやはりずっこけてしまいましたが。全体的には粒ぞろいといった感じで、ちゃんとアルバムとして作りこんではあるなぁとは思いました。でも、全体から感じられる古臭さとかアニソンぽさというのがやはり強くてその点は少し悲しくもありました。直樹のギターソロが「必ず」入らなくてはならないという固定観念のようなものが、そこら辺のいなたさを生み出しているような気がします。あと写真で見る限りなかなかよさげだったジャケットは実物大で見ると、失恋ラヴソングのジャケのようなピンボケ気味の写真と、ポップさを出そうとして懸命な感じのパステルカラー文字とのバランスが非常に悪く、とても悲しくなりました。

11月26日(火)
[Book]
筒井康隆『言語姦覚』読了。エッセイ集のようなもの。基本的に彼は小説よりもエッセイの方がより真面目に書くように思います。それはそれで物足りなくもありますが、よりストレートに言葉が脳みそに入り込んでくる気がします。

[Music]

mflo_gransonic
m-flo 『GRAN SONIK』

エムフロウはいわゆる売れ線というかかっちょいい系を敬遠しがちな私が聴ける、 数少ない良質なグループだと思っております。この2ndのリミックス盤はまったく知らなかったので半分賭けで買いましたが、最初の音を聴いた瞬間、当たりひいたと思いました。エムフロウのきれいな音色にフィルターが合わないはずがないってなもんです。リミックスはフィルターだけでなく色々あって、どれも面白くて興奮します。時折挿入される寸劇もまた大変に面白く、いやらしさを感じさせません。とても満足です。

11月25日(月)
[Music]

easternyouth_kanjuseioutouseyo
eastern youth 『感受性応答セヨ』

イースタンユースはシングルを数枚聴いたことがあるだけでしたが、爆音絶叫系の音楽でありながら、それに寄りかからず、歌詞とメロディーがしっかりと立っているという印象でありました。このアルバムはそれだけでなく音楽的に多彩な感じで、レベルの高いバンドはあまり好きでないジャンルでもかなり聴くことができるのだなと改めて感じました。

11月24日(日)
[Book]
筒井康隆『新日本探偵社報告書控』読了。戦後間もない時代を舞台に、企業なり人間なりの調査書と、探偵社の調査員のエピソードが交互に語られています。どのくらい事実なのかといった背景はよく分かりませんが、その淡々としつつ綴られる文章にはリアリティがあり、面白く読めました。

[Music]
シングル2枚

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my little lover 「Survival」
マイラバってものすごく久しぶりに聴いた気がします。時折、ふと気が緩むとミスチルを聴きたくなってしまう自分がいるのですが(でも『深海』は名盤だと思います)、以前ミスチル聴くならマイラバ聴けと言われてなるほどと思いました。こちらの方が音楽として完成度が高いように思います。カップリングのトランスっぽい浮遊感もマイラバにはよく合っていると感じました。
EGO WRAPPIN' 「くちばしにチェリー」
レトロで渋いという雰囲気を保ちつつ音楽的にヴァリエーションの豊かさを感じさせるという点で珍しい人たちだと思います。このシングルも良いです。

11月23日(土)

かたか味さんの家に遊びに行って、わめくさんの娘。プロレスに笑い死にしそうになったり、もっくんのポップジャムとかを見させてもらったりし、ひとり酒を飲み、とても楽しみました。ありがとうございました皆様。

[Music]
シングル2枚

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the jeevas 「once upon a time in america」
元クーラ・シェイカーのクリスピアン・ミルズのバンド。基本的には地味でありますが、それは別に悪い意味ではなくて、昨今急激に増えているUKロックの新人バンドの影に隠れてしまいやしないかという世間的な面での心配であります。私的にはメロディーがしみじみと良くて、それでいてみずみずしさも感じたりとかなり良いと思います。
ホフディラン 「長い秘密」
表題曲はサイケなミディアムバラードでいつもながら良い感じです。実はカップリングの2曲が私はものすごく好きで、「flower」はユウヒメロディーにサイケデリックで面白い音や、途中急にハードコアっぽくなったりするところなど、とても面白い曲だと思います。「ドナー・ドリーマー」はソウルセットの川辺ヒロシが参加していますが、サンバに近い感じの黒いダンスミュージックにベイビーの歌声が奇妙な乗り方をしていて、こちらも面白い出来だと思います。ドナードリーマーは私的にはベイビーの中では一番好きな曲かもしれません。

11月22日(金)
[Music]

HooDrum 『BUSINESS CARD』

フードラムのシングル2枚を聴いて(11月17日の日記参照)おかしいこんなはずではと思っていたので、ミニアルバムを引っ張り出して聴きなおしました。うーん、ビッグビートのような「分かりやすさ」が前面に出た感じが強くて、これを誉めることは出来ないなぁと思ってしまいました。何か「すごいですよ。テクノなのにロックっぽかったり、ヴォーカルが入ったりしているんです」というイメージを超えませんでした。

11月21日(木)
[Music]

暴力温泉芸者 『OTIS』

彼の音楽は初めて聴きました。なぜかミラーマンのカラオケとか、恋はみずいろブレイクビーツVer.とか色々な音のサンプリングというかコラージュといった感じの楽曲で、全体的にユーモアを感じさせました。それはノイズな部分にもにじみ出ているように思います。自分がノイズを聴いて楽しく感じるとは思いませんでした。何というか、ダサかっこいいのにそれに溺れない冷めた感じといいますか。

11月20日(水)
[Music]

sketchshow_audiosponge
SKETCH SHOW 『AUDIO SPONGE』

特別な思い入れを持たない身としては、良質なエレクトロニカプラスαという感じに聴こえます。初期衝動に近い感じのイメージの音の構成と、切ない系のメロディーとの相互作用でかなり面白く聴きました。全部的にひとつひとつの音の自己主張がやや強い感じもするのですが、それをメロディーが包み込んでうまくフォローしているようなイメージです。

11月19日(火)
[Music]

moonriders_diremoronstribune
moonriders 『Dire Morons TRIBUNE』

青空百景をだいぶ前にかたか味さんにいただいてからこっち、ものすごく久しぶりにCDでライダーズを聴きました。というかちゃんと聴いたのははじめてかも。これはかなり良かったと思います。あまりうまくいえませんが、音が色んな意味で良かったという感じです。私にしては珍しく、アコギの音が印象に残りました。

11月18日(月)
[Book]
筒井康隆『自薦短篇集4ロマンチック篇 睡魔のいる夏』読了。どぎついのがなくあっさりしつつも深いという感じで、こういうのが好きな私としてはとても楽しめました。特に中篇「幻想の未来」はその淡々とした筆致と壮大なスケールに圧倒されました。

[Music]

adamf_kaos
ADAM F "KAOS"

アダムFは1stはドラムン・ベースだったらしいのですが不勉強ゆえよく知りません。これを聴くと思いっきりヒップホップになっていて、ずっこけた人も多いのだろうなぁと思いつつ、あんまりキックを使わないところとかはその片鱗を見せているかもと思いました。全体的には私自身それほどヒップホップを好まないのと、世紀末的な雰囲気によっかかった感じの構成に少し辛さを感じてしまいました。

11月17日(日)
[Movie]
『ほしのこえ』を観ました。これはすごい作品だと思います。技術面がすごいというのはもう当然のこととして、別の話をします。開始5分ですでに泣き所満載だと思いました。青春の夏の日の夕暮れにバックトラックがピアノだし。さいたまだし。おそらくここで涙腺がゆるみっぱなしになる人いっぱいいるんだろうなぁと思っていました。私はというと実は本能的には泣けつつも、こういうのはもうお腹いっぱいという感もありました。「どこにいるの」-「ここにいるよ」的なものはもういいよ、とか。でもそこに至る過程を描くという見方をすれば最高峰の実力だと思いますし、無邪気さがその力業を素晴らしいものに変えていると思いました。

[Music]
シングル2枚

hoodrum_classics1 hoodrum_classics2
HOODRUM 「CLASSICS I」
田中フミヤのプロジェクト、96年のシングルです。深く静かな曲でした。えっと、そのくらいです。
HOODRUM 「CLASSICS II」
97年作品。清涼感は無いですが、重くて攻撃的な音が響きます。とりたててすばらしーというわけではないです。

11月16日(土)
[Music]

charlatans_wonderland
THE CHARLATANS "WONDERLAND"

シャーラタンズの7th。私はこのバンドについてあまり良い印象が無いのですが、それはおそらくリアルタイムが5thであったからなのではないかと思います。5thは音がからっとしていて、初聴は悪くないですがすぐに飽きてしまった記憶があるのです。今聴くとベスト盤や4thはとても良い出来ですし、やはりサイケというか、横揺れが彼らの良さであると思います。オルガン奏者、ロブの影響は強かったということなのでしょうか。しかし今作はだいぶイメージが変わりました。骨太でブルージーな音色になりました。以前の米国黒人音楽指向(そのものではなくて「指向」であるところがミソ)へと戻りつつ、それに磨きがかかっているという感じです。ソウルフルなUKロックバンドという存在は、全英No.1バンドとはいえ他のバンドとは一線を画していると思います。素晴らしい。

11月15日(金)
[Music]

spankhappy_computerhouseofmode
SPANK HAPPY 『COMPUTER HOUSE OF MODE』

スパンクハッピーはライヴで初めて聴いたのですがよさげだったのでアルバム聴きました。「FRENCH KISS」のイントロは思わずずっこけてしまいましたが、「ジャンニ・ヴェルサーチ暗殺」など序盤のハウスっぽいのが好きであったり、「SWEETS」や「RIOT IN CHOCOLATE LOGOS」のキャプテンファンクが前面に出た感じのかっこよさとか、終盤のニューウェーブっぽいところとか面白く楽しめました。で、一番好きなのは「THEME SONG UNDER THE CLOUDY HEAVENS」であって、「つーかSTAR GUITARじゃん!」というのも含めてスパンクハッピーとしての特徴が凝縮されていると思いました。全体的には繰り返し聴くと深いぜぇというものではないと思いますが、初聴したときの衝撃はかなりのものがありました(それも狙っているのかと思いつつ)。

11月14日(木)
[Book]
筒井康隆『スイート・ホームズ探偵』読了。舞台やドラマの脚本集。どれもドタバタっぽい楽しさと適度な実験性がうまく出ていて、実際に観てみたくなりました。「若くなるまで待って」などはいきなり舞台で観たらかなり興奮するのではないでしょうか。

[Music]

mum_finallywearenoone
mum "finally we are no one"

mumの2nd。おもちゃ箱のようにきらきらした音の構成と、感動的でストーリー性すら感じさせる楽曲群を聴いていると、前作の素晴らしいアルバムすらかすんでしまいそうです。実は最近のビョークにも通じるような音で、シガーロスも含め、アイスランドには注目かもしれません。雰囲気に溺れてしまってつまらなくなったりすることだけはありませんように。

11月13日(水)
[Music]

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mum "YESTERDAY WAS DRAMATIC - TODAY IS OK"

アイスランド、レイキャビク出身のグループ。ジャンル的にはエレクトロニカでしょうか。どこまでも優しい雰囲気に溢れていて、とても素晴らしいと思います。スーパーカーのアルバムが否応無しに青森を感じさせるように、このアルバムにはアイスランドの心象風景を見ました。あと良い音とか良い展開とかをどんどん取り込んでしまうような無邪気さも感じました。力業の癒し系エレクトロニカだと思います。

11月12日(火)
[Music]

popgroup_wearetime
The Pop Group "We Are Time"

ポップグループの3rdといっても活動停止宣言後に未発表曲などを集めた寄せ集めっぽいアルバムらしいです。でもそんなことは微塵も感じさせなくて、これもまたとても良いアルバムなのです。ファンク臭が少し弱まった一方、音楽的にはさらに広がりを見せているように思います。彼らこそパンクであると。とてもかっこよく、堪能しました。あとよさげなファンページ(日本語)を見つけました。

11月11日(月)
[Book]
筒井康隆『大いなる助走』読了。文壇パロディ小説。かなり面白く読めました。悲劇的なユーモアであるのにブラックな風味はそれほど感じず、不快ではないというのが不思議です。

[Music]

popgroup_forhowmuchlongerdowetoleratemassmurder
The Pop Group "For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder"

ポップグループの2nd。それまでも雰囲気だけはありましたが、曲調がファンクへと傾倒していると思いました。じゃがたらの演奏をもっとアヴァンギャルドにした感じとでも言えるでしょうか。これは素晴らしいと思います。

11月10日(日)
[New]
この更新をエスロピ閉鎖への言葉に代えさせていただきます。
「筒井康隆文庫チェック表アキウさんの場合」

antenna公開、link更新。

[Book]
「コミックビーム11月号」読了。もう次が出てしまうではないか……。『エマ』の面白さは、19世紀イギリスについての相当詳しい歴史的知識の上に漫画が成立していることからくるのだと思います。じわじわとはまってきました。そして次号から志村貴子が復帰です。

[Music]
シングルまとめていくつか

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タンポポ 「BE HAPPY 恋のやじろべえ」
超名曲だと思います(私的には今年のハロプロ関連楽曲のベストです)。永井ルイの爽やかできらびやかな音色に、DJ ドラゴンのいんちきヒップホップと無茶苦茶なヴォイス・エフェクトが絶妙なバランスで混ざり合っていて、おそらく制作者側の意図を超えた化学反応を起こしていると思います。あと全体的にメロディーと歌詞の絡み具合(「ソーシーソーアイ」のところとか)がとても好きです。c/wも奇妙なカントリー味が出ていて佳曲だと思います。
チョナン・カン 「愛の唄」
EE JUMPの曲だなぁと思いました。結構出来は良いと思います。この曲がDaichiアレンジだということが少し驚きでしたが、好みはさておきやはり底力はあるのかしらんと感じました。
LOVE PSYCHEDELICO 「裸の王様」
最近はあまり騒がれていないような気もしますが、このバンドどんどん良くなっていると思います。良くなるというか、究める、という感じです。1stの頃にはどこか浮ついていた感じでしたが、このシングルは貫禄というか落ち着きを見せていて、じっくりと聴かせます。

11月9日(土)

かたか味さんと凶気の桜を鑑賞(下記参照)。逃げるように映画館を後にし、徘徊。茶水へ行き、徘徊。どうにも映画のショックが尾を引いて調子が悪かったのですが、最後にヴィレッジヴァンガードという本とかも売っている雑貨屋のようなところへ行って回復しました。青山ブックセンターと東急ハンズを足して割ったような感じの店内を楽しく物色し、目覚し時計と映画の本とチュッパチャップスを買いました。芯の折れたチュッパチャップスを舐めながら帰宅。

[Movie]
『凶気の桜』を観ました。期待していた楽しさは最初の5分だけしかなくて、あとはエグい映画でした。苦しい、本当に苦しい。リアルというか、真剣に向き合いすぎた結果、目の前には凄惨な光景しか広がっていなかった、という感じです。全体的にあらゆるものへの行き詰まりを感じてしまいました。そのストレートな表現こそが良いのだ、といわれればそれまでですが、リアルを忠実に表現することが本当に良いことなのか、直截的な言葉さえ言いたい放題言えばそれで良いのか、それを考えなければならないのかもしれません。そういう意味でやはり私はヒップホップにははまれないかもな、とも思いました。というかこの映画のショックでヒップホップは当分聴けないかもしれません。

[Music]

popgroup_y
The Pop Group "'y'"

ポップグループの1st。本当にかっこいいバンドだと思いました。かたか味さんがナンバーガールの中に彼らを感じたと言っていて、タナソウもナンバガさんから世界を広げるCD10選みたいな記事の中でセレクトしていたのが理解できました。ジャンル的には無節操な感じで全体的にダブ処理されたローファイな音触りであり、今多少のリヴァイヴァルな要素も含めつつブレイクしている若い人たちのバンドに通じるものがありました。

11月8日(金)
[Book]
筒井康隆『家族八景』読了。本来最初に読むべきものだったのでしょうが、ようやく読みました。これは面白いとしか言いようのない作品ではないかと。思考をあくまでも筋道立てようとする小説と違って、その断片化や勢いが感じられる描写が迫力ありました。純粋に面白いエンターテインメントだと思いました。

[Music]

areweapons_greattime
A.R.E. WEAPONS "GREAT TIME"

最近All Aboutテクノポップでもエレクトロクラッシュ特集の中で取り上げられていた話題沸騰中のA.R.E. ウェポンズの日本編集盤です。パルプのジャーヴィス・コッカーが見初めてラフ・トレードと契約したという人たちですが、その他にも書くことがいっぱいあります。ベースの人の名前がマット・ウェポンだとか、メンバー3人のうち2人が元ホームレスだとか、むさい男3人組現在メンバーの1人が育児のために脱退とか、曲名が「STREET GANG」や「NEW YORK MUSCLE」だとか、「俺達の野望は『世界一のロック・バンドになること』だ」とマジっぽく話すとかツッコミどころ満載な感じです。音はこれがまた荒っぽくて殺伐としていてかっこよく、ジャンクっぽさがニューヨークを感じさせてくれたりと、フルアルバムを期待させてくれるものでありました。

11月7日(木)
[Music]

orbital_altogether
Orbital "Altogether"

オービタルは時代を超越した天然系テクノだった! などと無理をして書き出しをひねり出してみました。何かこのアルバムは変幻自在という言葉がしっくり来るように思います。ドラムンベースやらデジタルハードコアやらブレイクビーツやらトランスやらなんやらかんやらといたるところに色々な要素を感じました。楽しそうだなぁと少しうらやましくもなりました。全体的にとっちらかった感じでアルバム通して聴くとそれほど強い印象が残らないのですが、彼らの腕力を感じさせる楽曲群ではありました。

11月6日(水)
[Music]

va_obrother
O.S.T. "O Brother, Where Art Thou?"

オーブラザーのサントラ。基本的には開拓時代を彷彿とさせる古き良きアメリカのカントリーミュージックといった趣です。何かアメリカではものすごい売れたらしいのですが、まあ映画のサントラということで、追体験には最適かもしれませんが、それ以上のものではないと思います。

11月5日(火)
[Book]
筒井康隆『パプリカ』読了。第一部はSFチックなガジェットを使った夢解きが面白く、第二部はあれよあれよという間に一大アクションエンターテインメントと化す怒涛の展開が面白く、最高でした。誤読の可能性も色々あるように思えて、この小説の広さを感じました。

[Music]

egowrappin_nightfood
EGO-WRAPPIN' 『Night Food』

この人達の場合、よく形容される、昭和歌謡だとか古き良きブルースの味という要素は、バンドの殻にしかすぎないのであって、核はもっと自由奔放であると思います。前のアルバムは少しムードに溺れていた感もありましたが、この作品は完成度がより高まり、私的には決して好みではない音楽ながら、圧倒される力強さがありました。

11月4日(月)
[New]
スヌーザーキョウ12%

[Movie]
『ナイト・オン・ザ・プラネット』を観ました。5つの都市でタクシーを舞台にしたオムニバス形式の映画でした。ダウン・バイ・ローの時に思ったことですが、ジム・ジャームッシュは(人種とかだけでなくて広い意味で)マイノリティを描くのがうまいなと感じていて、それがこの作品からも感じられました。というか、俳優の活かし方がうまいというか。全体的にさらっとした軽めのシニカルさという雰囲気で、物足りない面もありますが、そこがまた魅力ということで、結構楽しめました。

[Music]
シングルまとめていくつか

melonkinenbi_kousui
メロン記念日 「香水」
激しい思い入れのない私から見てもやや気になる柴田推しの現メロンですが、このシングルに限ってはそのことはおいておいて評価せざるを得ない、という良い曲だと思います(しかもジャケットは過去のハロプロ関連でもトップクラスだと思いますし)。キックの入れ方で勝負するような感じではなくて、過剰にちきちきいってるところとか、ギターなりの重ね方が好き嫌いを超えて単純に良いなぁと感じました。カップリングは岡村靖幸などを想起させられるパッツンパッツンしたアコギにパワーがあったりして印象に残る名曲ですが、どこか暗い感じの歌詞に影響された感じの歌い手の側のテンションとのバランスが少し悪いように感じてしまいました。
クレイジーケンバンド 「GT」
初めて聴いてみました。どうも、全体に漂うパロディ的ユーモアといった感じのものが私には合わないかなと思ってしまいました(実際にパロディかどうかは分からないのですが雰囲気がそういう感じということで)。失礼を承知で大雑把に言ってしまうと、氣志團に抱く印象と同じような感じです。でも音自体は結構かっこよいと思います。
スピッツ 「水色の街」
泣きのメロディーがストレートに響く曲でありました。やはり草野さんは良いメロディーを書くのだなぁという印象です。アレンジは少し抑え目で私にはちょうど良い感じでした。カップリングはイントロからいきなりダブでびっくりしましたが、サビで一転してスピード感のある展開になったのも驚きでした。でも乖離しすぎのような気も。

11月3日(日)

朝起きてからまず早稲田大学へ。ポラリスのフリーライヴの整理券をゲットし(音に飢えていたのでタナソウ対談は諦める)、その足で青山へ行って文学フリマへ。ユヤタン(a.k.a. 佐藤友哉)といーちゃん(a.k.a. 西尾維新)の短篇が入った冊子をユヤタンからの手渡しで買いました。Jさん(a.k.a. 編集の太田さん)に「君はそういうの苦手かもしれないけど、読者の方々ともっと話さないと」と説教されるユヤタンに萌えー。はともかく、彼とは少し話をしつつ、やはり本当にがんばってほしいし応援したい人だと思いました。他にも色々見たかったけど、ポラリスライヴのために早稲田へとんぼ返り。ライヴ後、立教大学へ顔を出したり、COCONUTS DISKへ顔を出したり、茶水へ行ってジャニスへ顔を出したりといつものパターン後帰宅。

[New]
CDのお買い上げ

[Book]
↑の同人本、『タンデムローターの方法論』読了。ユヤタンのは相変わらず負の感情に支配されつつ、必死な感じは伝わってきました。やはりというか、書き散らした感はありますけども、より純粋な感情が出ているという気もしました。いーちゃんのは、彼が私小説のような雰囲気のものを書いているという点で面白く、ハルキっぽい感じを出しつつやはりうまく書けるのだなぁと思いました。そしてJさんが彼らの作品に苛立ちを覚えつつも共感しているという複雑な感情もそれなりに印象に残りました。

[Music]

polaris_otoandlyrics
オトとリリックス'02
Polaris @ 早稲田大学大隈大講堂

学園祭復活おめでとうございます。というわけで私も恩恵にあずかるべく、ポラリスのフリーライヴに行ってきました。彼らは少し試聴したくらいで、ほとんど初見でした。
ギター&ヴォーカル(元Lab LIFeの人)、ベース(元FISHMANSの人)、ドラムの3人編成。透明感のあるきれいなヴォーカルとギター、強烈な音圧でぶいんぶいんいわすダブなベース、タイトなんだけど全体的にリヴァーヴがかかった感じのドラム、で楽曲は結構オーソドックスで美し系のきらきらしたメロディー、といった感じでした。最初、真ん中の後ろ辺りにいて、「ちょっとベースが強すぎて気持ち悪いなぁ」と思っていたのですが、3曲終わって「前に出てきていいよ」発言で通路に前進した後から、低音しか聴こえなかった音のバランスがちょうど良くなって、とてつもなく素晴らしい感じになりました。いろんな方向を向いている感じの音が、バンドという枠の中でうまく溶け込んでいて、リズム取りながら横揺れしつつ歌に感動したり、あらゆる興奮を感じました。良い出会いをしたと思います。

11月2日(土)
[Music]

oe_live
TATSUYA OE @ 渋谷 CLUB QUATTRO

OE(a.k.a. Captain Funk)のライヴに行ってきました。ゲストは七尾旅人とSPANK HAPPY。
まずはキャプテン・フォークじゃなかった七尾旅人。ささやき系で微妙な空気が辺りを包みつつ、独自の世界が繰り広げられているという感じでした。4つ打ちのエンゼル・コールなどは好きな曲ですが、リズムの無い深く静かな曲は、その4つ打ちが「単になくなった」という感が強く、正直ライヴで見るものではないかもしれないと思いました。
スパンクハッピー登場。初見も初見で音源も聴いたことが無かったのですが、まず菊地さんが登場した瞬間に目が離せなくなりました。こ、これはファンになったかもしれない、と。曲は正直ずっこけるような音の曲もありましたが、基本的にはポップで踊れて少し官能的で心ひかれる曲も多かったです。中でもオオエさんが作ったという曲はベタな展開がお気に入りであったりしました。
そしてオオエさん登場。まず全体的な感想を言うと、最初来なきゃ良かったと思いました。で、最後は来てよかったと思いました。
オープニングから、モグワイを彷彿とさせる轟音爆音の渦でした。その中から、リズムなりギターなりが浮かび上がってくるのですが、CDで感じた音の構成の良さといったものがほとんど無くなっていたように思います。例えば私は無音の中にすぱっと切り込んでくるアコギが好きだったとか、リズムの上にどんどん積み重なっていくような展開が好きだったのになぁという感じです。で、どうにも辛い時間を過ごしておりました。
ラスト近くなって、菊地さんがサックスとして登場した辺りから、頻繁にOEの歌が入るようになりました。その時、私はOEのアルバムはメロディーが良いから好きなんだということに気づいたのであります。これが断然ポップであると思いました。「THE GLOW」とアンコールの「AIN'T KNOCKIN' AT YOUR DOOR」は最高な気分で楽しく踊れました。特に一度引っ込んでからまた出てきてMCが入ったあとの(それまでは一切なし)、オオエさんのほっとしたような楽しそうな顔といったらなかったであります。というわけで、キャプテンにはもっと歌ってほしいと思います。そこら辺も含めつつ、これからも注目していきたいです。

11月1日(金)
[Music]

ash_intergalacticsonic7s
ASH "COSMIC DEBRIS"

アッシュのベスト盤。今日はB面集です(名前が違います)。名曲揃いで大興奮していたのですが、ふと我に返って、「アッシュはいわゆる美メロなバンドではないんだな」と感じました。何というか、歌い上げる感じが少ないというか。それは今のいわゆるヘヴィ・ロック・バンドが似通ったメロディーとハードな音色で全部同じに聴こえるのとは対照的です(勢いで言ってしまうと、例えば僕はリンキン・パークは美メロなバンドだと思っています)。もちろんメロディーが悪いといっているわけではなくて、メロディーに溺れることなく柔軟な感性を発揮しているという意味です。で、その根底に流れている青春直球ポップとしての雰囲気がまたたまらないというわけです。B面集は、disc 1に比べて完成度は低い楽曲が多いですが、その分勢いを感じさせてこちらも興奮します。名曲多しです。というかそもそもアルバム3枚しか出していないのに44曲のベストアルバムを出して成り立ってしまうという時点でアッシュの素晴らしさが分かるってもんです。


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